#トランスジェンダー診療に関する統計情報 #トランスジェンダー

Genspectの医療情報・翻訳 /思春期ブロッカー/二次性徴抑制療法


社会的トランスは、トランスジェンダーのアイデンティティを強固にする。


社会的トランスは、トランスジェンダーのアイデンティティを強固にする。

トランスジェンダーである若者317人を対象とした調査では、最初の社会的トランスから平均5年後、94%が二元的なトランスジェンダーであることを認め続け、3.5%がノンバイナリーであると認めた。
(編注:二元的なトランスジェンダー=トランス女性及び男性のいずれか)

Olsonらによる2022年の縦断研究では、317人のトランス自認の青少年を、最初の社会的トランスから平均5年間追跡した。(調査開始時の平均年齢=8.1歳)。その結果、社会的トランスから5年後、

94%の青少年が二元的トランスジェンダー、
3.5%がノンバイナリー、
2.5%がシスジェンダーを、自認し続けていた。

御両親による生命倫理観に配慮して、DSM-5による性同一性障害(gender dysphoria:ジェンダー違和)の基準の使用は避け、この研究では、ジェンダー・アイデンティティや嗜好の兆候を示す初診時のデータと、親が報告した「性別を超えた」嗜好を用いて ジェンダー自認感(gender identification)を分類した。最終的なアイデンティティは、2021年1月1日以前に青少年またはその両親と交わした直近のやりとりに基づいて設定された。[1] 

statsforgender.org

REFERENCES

[1] Olson, K. R., Durwood, L., Horton, R., Gallagher, N. M., & Devor, A. (2022). Gender identity five years after social transition. Pediatrics, 150(2). [Link]