#トランスジェンダー診療に関する統計情報 #トランスジェンダー

Genspectの医療情報・翻訳 /思春期ブロッカー/二次性徴抑制療法


人口の1.7%が「男女の間に生まれた」という説は事実ではない。DSD(「性分化疾患」状態)を持つ人の割合は0.018%である。


染色体の性と表現型の性が一致しない、あるいは表現型が男性とも女性とも分類できない状態は、人口の0.018%に見られる[1]。

人口の1.7%が「性分化疾患」であるという主張 [2]は、ほとんどの臨床医がインターセックスと認識していない状態を含んでおり [1]、「性はスペクトラム(連続体)である」というイデオロギー的な主張、あるいは生物学的な性別は二型ではないという主張の裏付けとして誤って用いられることが多い。

哲学者のキャスリーン・ストックは、ファウスト=スターリングの「性別カテゴリーに属するための、とんでもなく過剰な要求条件」の下では、彼女は「性分化疾患」とみなされるだろうと指摘している。(編注:ストック氏は疾患で卵巣を失った女性)

statsforgender.org

REFERENCES

[1] Sax, L. (2002). How common is intersex? a response to Anne Fausto-Sterling. J Sex Res. 39 (3): 174-8. [Link]

[2] Fausto-Sterling, A. (2000). Sexing the Body: Gender Politics and the Construction of Sexuality. New York: Basic Books. [Link]

[3] Stock, K. (2021). Material Girls. Little, Brown Book Group: p.56 [Link]