#トランスジェンダー診療に関する統計情報 #トランスジェンダー

Genspectの医療情報・翻訳 /思春期ブロッカー/二次性徴抑制療法


医療的トランスは、男性にも女性にも不妊のリスクをもたらす。


医療的トランスは、男性にも女性にも不妊のリスクをもたらす。

とある広汎な研究[1]は、ジェンダーに関連した薬剤投与が患者を不妊症のリスクに晒すと、明らかにした。

小児のトランスジェンダー患者におけるゴナドトロピン放出ホルモン作動薬アナログ(GnRHa)による思春期抑制は、生殖細胞の成熟を一時停止させる可能性があり、その結果、受胎可能性に影響を及ぼす。トランスジェンダー男性におけるテストステロン療法は、排卵を抑制し、卵巣組織像を変化させる可能性があり、トランスジェンダー女性におけるエストロゲン療法は、精子形成障害と精巣萎縮を引き起こす可能性がある。ホルモン療法が生殖能力に及ぼす影響は可逆的である可能性があるが、その程度は不明。

手術については、トランス男性では子宮摘出と卵巣摘出、トランス女性では睾丸摘出を含む異性化手術(cross-sex surgery)で、永久不妊になると指摘している。

statsforgender.org

REFERENCES

[1] Cheng, P.J., Pastuszak, A.W., Myers, J.B., Goodwin, I.A. & Hotaling, J.M. (2019). Fertility concerns of the transgender patient. Transl Androl Urol. 8 (3): 209-218. [Link]